尾藤敏彦個展 -二つの技法との出会い二人の師との巡り合い-
2018.11.03(sat.)-11(sun.)
会期中無休 11:00-18:30
最終日 16:00迄
会期中無休 11:00-18:30
最終日 16:00迄
故高橋和己が「高橋和己作品集9」の中で、六朝文学論「陸機の伝記とその文学」、陸機作品の中国詩の注釈で時空の可視的あらわれは、自然であり、その自然こそが、人間感情の磁場である。気のするどい秋には、それゆえに、やわらかな樹々の枝の成長をよろこぶ、外なるものは、内にあり、人の心にもまた四季はある。いまわたしは懼れるがごとく心の霜を懐きつつ、我が思想は、はるか遠く、かつ高く空にのぼって臨もうとする。何によって?そう文学によって。と陸機詩世界を注釈し、論じた。この陸機の思念を糧に、より理念の高みに登ろうと造形活動に精進する日々である。
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